この機会に改めて名酒センターの歴史をご紹介します

この機会に改めて名酒センターの歴史をご紹介します。

月刊ビミーの創刊は「名酒センター」が誕生するずっと前の1985年の7月。発行当初の世の中はまさにバブリーな時代。日本酒は課税額によって異なる級別があり、戦後の名残である三増酒(三倍増醸酒)が幅を効かせていたにも関らず、今まで市販されていなかった大吟醸酒が飛ぶように売れるようになっていった時代です。大吟醸のフルーティな香り、スッキリとした飲み口に、初めて飲んだ人々は日本酒を見直し、それを知った酒販店は大吟醸を仕入れました。

全国の酒蔵から、高級酒が首都圏に集まってきたのです。それまで大吟醸は、技術を磨く酒として少量を造って全国新酒鑑評会に出品するだけだったのに、大吟醸の市場ができあがることで、広く知られるところとなりました。そんな中、浮かれた市場を希有する人々も現れました。華やかなお酒だけが美味しいわけではない、酒造りとはこういうものだ。純米がいい。いや本醸造がいい。いつしか日本酒のコミュニティができていき、そこには酒販店さん、酒蔵さん、愛飲家が集いました。月刊ビミーの編集室はいつもそんな方々で賑わっていました。

巻頭ページは著名人の酒談義を掲載していました。阿部寛さん、安部譲二さん、松崎しげるさん、梅沢富美男さん、山本晋也さん、香西かおりさん、内藤やす子さん‥等たくさんの方々の貴重な酒への想いを聞かせていただきました。

他ならぬ各地の地酒が人々を惹き付けました

やがてバブルが崩壊。1980年代の頃は全国の酒蔵の数は約三千場。今ではほんの三分の一程しか残っていません。酒販売店も多くが店を閉めていきました。時代の波に翻弄されながらも日本酒専門誌月刊ビミーは、今年で創刊33年を迎えようとしています。各地の日本酒専門店さんにご購入いただき、多くのお客様に、今もお配りいただいております。

巻頭ページは著名人の酒談義を掲載していました。阿部寛さん、安部譲二さん、松崎しげるさん、梅沢富美男さん、山本晋也さん、香西かおりさん、内藤やす子さん‥等たくさんの方々の貴重な酒への想いを聞かせていただきました。

こうしてできあがった名酒センターです。昔から通い続けてくださる常連様がたくさんいらっしゃいます。昨今の日本酒ブームの流れで、日本酒になじみのなかった若い方々もたくさんいらっしゃいます。日本国のみならず、世界からやってくる人々がいます。

他ならぬ各地の地酒が人々を惹き付けます。何百銘柄あろうと、ひとつとして同じ味はありません。酒蔵の個性は様々、味わいも様々です。長年の月刊ビミーの発行を通して、また名酒センターを開設して我々が学んだことは、後にも先にも、お蔵元の人となりが、お酒に写し出される、ということでした。

酵母、米、水の違いはありますが、それぞれをどう扱うのかの人の判断、気持ちによってお酒の姿が大きく変わっていきます。
京都に「菌塚」があります。日本酒で仕様した酵母菌、乳酸菌などの菌に感謝をし、それを弔うものです。まさに日本人ならではの考え方です。微生物への感謝の気持ちを持ちながらも清酒を造る、そういう気持ちが日本酒の味わいに反映されます。

並行複発酵、火入れ、炭濾過等、日本人が編み出した世界に誇るべき酒造りの技術です。日本人ならではの技術を継承する蔵元の人となりを伝える場、それが月刊ビミーであり名酒センターです

2017年7月には、名酒センター初の支店、「名酒センター御茶ノ水店」がオープンしました。無事に1周年を迎え、より多くのお客様へ魅力的な日本酒をご紹介する場となっております。

自由に楽しめる場、それが名酒センターです

小説を読むのに、書かれた言語が読めることは必要ですが、他にルールを学ぶことはありません。お酒を飲むのに、お酒の造り方を勉強する必要もなく、何かを知っていなくてはならない、ということもありません。勿論、極めて探求していく方は、どこまでも極めていってください。お酒と向き合いながら、ご自分の好きなように楽しんでください。

名酒センターでは皆様が安心してお酒を楽しめる空間と、機会を作り続けていきたいと考えています。この度の移転先は幸い現店舗の数分先の場所です。現店舗のスタイルで、さらに皆さまにとって心地良い場となるよう、スタッフ一同努力して参ります。

 

オリジナル酒について
とんでもねえに続き、先代がよく口にしていた言葉を銘柄にしました。
この18年間、多くの方々にご支援いただき、「かたじけねえ」という気持ちをラベルにしました。
お酒の中身は、スタッフが信州銘醸のお酒を厳選させていただき、決定しました。
長野県の和田峠に湧き出る黒耀の超軟水を仕込水に使用し、絹のように滑らかで、喉越しの冴えは珠玉の味。どんな温度帯でも楽しんでいただける特別純米酒です。
「解体前の名酒センターで最後の!本当に最後の!呑み尽くしパーティー」で初お披露目。さらにこちらのイベントご参加者全員へプレゼントいたします。