創刊から37年、全国各地の酒蔵巡りや蔵元リレーエッセイ、著名人インタビュー等を通して、日本酒の魅力を伝えてきました。
長い歴史の中で、日本酒を取り巻く環境の変化はめまぐるしく、その動向を常に誌面に捉えてきました。
酒蔵は激減しましたが、幸いなことに日本酒はどんどん美味しくなっていきました。努力を怠らない酒蔵の歴史が刻まれ、そこには変化がありました。
今、日本酒を取り巻く世界がとても面白くなっています。
たかが酒、たかが食ですが、されど酒、されど食でもあるのだと思います。
お酒を飲む、食事をすることは、人間の本能的部分を満たしてくものです。美味しいものを飲んだり、食べたりすると、人は何とも言えない人間味溢れる「いい表情」をします。それを共有することで、また人々に笑みがこぼれていきます。
この先に酒文化、食文化が作られていくのだと私達は考えます。
「つれづれ酒マガジン」は、ビミーが誌面で伝え、皆様と共有してきた日本酒の世界に加えて、より気軽に、日常の中で日本酒を楽しんでいただきたい、という想いで発行します。
「たかが酒、だから大好き」という視点で、「されど酒」の魅力を発信してまいります。