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百聞は一見にしかず
2026.03.20更新
百聞は一見にしかず
<お酒のあてに本をパラパラ>
さほど本好きでない僕がお酒のおつまみになる本をご紹介します。
ま、お酒を飲みながらパラパラめくれる本です。
今月の一冊は
『人体絵本 めくってわかるからだのしくみ』作・ジュリアーノ・フォルナーリ/訳・加藤季子

季節の変わり目、体調を崩しやすいこの時期。とくに今年は、春を通り越して夏みたいな暑さと冬に逆戻りしたような寒さが入れ替わり立ち代わりやってきてすっかり体調を崩してしまった。喉の痛みからはじまり、食欲をなくし、好きなお酒が飲みたくなくなる。1年365日ある中で1 回あるかどうかの休肝日をつくってしまった。ま、からだにはいいのだが。
体調を崩す、ケガをすると、その事について部位について詳しくなる。6 年前に左肩に大ケガをして痛みで夜も寝られず病院に行った。調べてもらったら、棘上筋が半分断裂してることが判明。『で、そもそも棘上筋って何?』
肩の腱は4 つ(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋) あってそのうちのひとつ。棘上筋は腕を横に上げる動作を助ける役割。ケガしないとなかなか知ることがない名称と役割。リハビリ期間が長かったせいもあり、からだのしくみをいろいろと調べてみる時間がいっぱいあった。人体模型、図鑑、リハビリの専門書。どれもおもしろい。自分のからだと照らし合わせられるのでなおさら。とくに骨。皮膚のうえから触れられるし、イメージしやす く、みててあきない。
ちなみに、肩関節は複雑な動きをするので、痛みをとる、日常生活に戻すためのリハビ リ、ダンスにある程度対応できるためのトレーニングまで、1 年半ほどかかってしまった。
今回紹介する本は、「人体絵本 めくってわかるからだのしくみ」。子供向けの絵本だけど正確で本格的な人体の絵本なので大人が読んでも十分に楽しめる。今はスマホのアプリでも人体の模型があって無茶苦茶便利。360°ぐるりと観察でき、ズームはもちろん、骨や筋肉も自由に剥がせる。
しかし本は本のよさがある。この本、サイズはB4 変型版 (355mm×270mm)。60 以上のめくりのしかけがあって、皮膚や骨や筋肉が自由に剥が せる。最初からページをめくると、1) からだのなかをみてみよう 2) 骨格と脳と神経 3) 筋肉のはたらき 4) 血液と呼吸と生殖 5) 消化器と泌尿器。たっぷりと情報があり、写真とちがって絵の感じが柔らかくみてて楽しめる。夜な夜なお酒を飲みながらページをめくるのにもってこいの本だ。
まだ咳が止まらない。が、久しぶりにお酒飲むか。
筋肉のページをみながら手のひらをみつめ、足裏を手で触って骨を確認し、消化器のページをみながらグラスをかたむける。
著者:𠮷川貴司 Takashi Yoshikawa
映像作家/ダンサー
SSTV,WOWOW(オノ・ヨーコ インタビューなど) で音楽番組、
ザ・ハイロウズ オフィシャル映像をはじめロックバンドのMV,LIVE FILMを監督。
2014年からスターバックス(新宿、有楽町、銀座、人形町、お台場) でダンスパフォーマ
ンス。
2020年田中泯「形の冒険II ムカムカ版」(東京芸術劇場) の舞台に出演。
2022年近藤良平と映像インスタレーション「coffee & rhythm」(かもめブックスギャラ
リー)。
2022年2023年東京ビエンナーレでアートパフォーマンス(大手町、丸の内)
2024年公演「酒蔵が踊る」(金升酒造)
神楽坂在住
*「よもやまばなし」に代わって「百聞は一見にしかず」になりました。







