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第21話 ー大将の思い出のDVDー
2024.09.23更新
第18話 神保町の隠れすぎてる 日本酒バー!
ー神保町の隠れすぎてる 日本酒バー!ー
〜ロング特集レポート!〜
友人から日本酒の飲み会に誘われまして、「看板も何もないけど、大体神保町のこの辺です!もつ焼き屋の後ろが入り口です!」と連絡をもらい、地図の通りに向かった酎すけ。
入口に早速、「ここは入口ではありません。表からお入りください。」ともつ焼き屋の張り紙。
今回の行き先はもつ焼き屋ではないので、無視して中に入ったものの、荷物だらけの廊下、
奥にエレベーター…。怪しい出だしですが、連絡通り3階に上がります。
エレベーターが開くと、あるのはたったひとつのドアだけ。まるで何もなく、どなたかの家の玄関のよう。
しかし、耳を澄ますとガヤガヤした声が聞こえたので、恐る恐るドアを開けた酎すけ。
中に入ると、広めの自宅、といった雰囲気で、大きなキッチンと廊下があり、男性が一人、せっせと料理を作っています。
「これは…ネズ美ちゃんの友人の宅飲みパーティなのか…?店なのか?」と混乱しながら廊下に上がると、奥から「酎すけ〜!」とネズ美ちゃんの声。
奥の部屋に友人たちが座ってました。
部屋も自宅の部屋の様な雰囲気で、大きめのテーブルと椅子、日本酒がぎっしり詰まった冷蔵庫が
あるのみ。
ネズ美ちゃんに「ここは店なんですか?家なんですか?笑」と聞いたら、「一応お店なんだけど、
紹介限定でしか入れないお店で、店の名前もないんです。」とのこと…。
冷蔵庫には事前にみんなが飲みたいと伝えていた日本酒がぎっしり。
そして次々と運ばれる料理が絶品すぎて、海賊の如く飲み食いする酎すけ達。
中でも記憶に残ったのが、手巻き寿司とチヂミです。新鮮なお刺身と、ウニといくら。完璧な痛風巻きの出来上がりです。しかも、トロに油が乗っているため、わさびの辛さを油がコーティングしてくれるそうで、「多めにワサビ乗っけた方が美味しいよ!」と勧められました。
宝石のように輝くトロ、ウニといくら、差し色に鮮やかな緑色のワサビを思うままに海苔にのせて、お口に頬張ります。
美味い…。
こんなに美味い酒と、美味い食べ物を食べて、私たちは世界の富を牛耳っているのではないか、バチが当たるのではないかと心配になってしまうほど、贅沢で至福な時間。
お次はチヂミ。たっぷりお野菜がフワッフワの卵に包まれており、シン・チヂミな食感。
「これは空気だ。無限に食べられる。」そう酔いどれ達を確信させてくれます。日本酒とチヂミの
無限ループ。
そして日本酒も数えきれないほど飲み比べ。絶対に推しが見つかること間違いありません。
今回の推しは飛露喜と而今。飛露喜は華やかな香りと 、生の原酒を即瓶詰めした、弾けんばかりのフレッシュさ。青春の微炭酸さえも携えた彼を飲んだ我々は皆、ヒロキのことを好きになってしまっていました。
お次は而今。
彼のことは昔から知っていて、昔から好きでした。だからこそ、「今更なぁ。」と思っていたのですが、彼はいつもの彼ではなく、「おりがらみ生」だったんですね。
一口飲むと、「あれ…ジコン君、ちょっと前と違う…!」彼らしいフルーティーさはもちろんなのですが、おりがらみならではの米の旨味とフレッシュさで「フルーティなだけのオレではもう無いぜ…!」と言わんばかりのパンチ力。「やっぱり、ジコン君のこと好き!」と酔いどれ共に言わしめました。
而今、強し。
終盤は、ウィスキー攻め。海賊達の夜は長い。
ネズ美ちゃんが鹿児島出身なので、KANOSUKEというウィスキーを勧めてくれました。
まずはロック。
ひとくち口に含んだ瞬間、フルーティーな香りがありながら、木の温かみのあるメロウな味わい。
これは…南国鹿児島のサンセットの海を表現している…
直感的にイマジンが脳内に広がりました。
なんと穏やかなウィスキー。
酎すけはネズ実ちゃんにこう言いました。「鹿児島の海に…行ってみたいよ…。」
そして最後にオーナーが登場。そこはかとなく中丸くんに似ていたため、「中丸くんに似ていますね。」と言うと「痩せてる頃はよく言われました!ありがとうございます!大サービスです!」と焼酎をピッチャーに注いでくれました。さすが、♪ギリギリでいつも生きていたいから Ah…
このお店ならどんなに目立たないところにあろうとも、絶対に大繁盛。
また、八重洲のお店にもお伺いしたいです。
酔いどれ酎すけ
東京の下町で飲んで歌って笑って暮らしているネズミの酔いどれな日常。
ここでは、ビミー限定のストーリーを配信していきます。
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