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【香りに誘われて】「慶 和助」 未体験のご褒美満載
2024.10.10更新
【香りに誘われて】菜肴(SAIKOU)ますだ
トンカツと日本酒のマッチングが楽しめる店
ランチ酒OK
文京区湯島の大通りから外れた静かな一画にある「菜肴(SAIKOU)ますだ」。ランチ時はひっきりなしのお客様で混みあう。創業1966年の老舗「かつ進」の姉妹店だ。
夜は知る人ぞ知る日本酒処で、2011年にかつ進の創業者である増田進一郎氏の娘さん・増田千佳子さん、季代子さんが開業した。揚げ物を求めていらっしゃるお客様が多い中、半数は日本酒好きの方々だという。
本日のランチメニューはメインとサイドメニューから一品ずつ選べる「選べる御前メニュー」を選択。「とんかつ卵とじ」にサイドメニュー「ふろふき大根」と利き酒セットを所望。増田千佳子さんがメニューにない旬な酒を揃えてくれた。入口近くの冷蔵庫には名だたる名酒が20種類以上揃っている。
御前メニューと日本酒の妙味を探ると、
「月山辛口純米しぼりたて無濾過生酒」はさらりと喉を潤し、どこか甘さを感じてそこが柔らかなカツの肉の味に合う。
「伝心 [冬] しぼりたて生酒」はオレンジっぽい香りから入り、「カツ」の卵に美味を載せる。「春霞 純米 赤ラベル 新酒生」は厚みがあってカツと同等の力で攻めてきてくれた。
肴も酒も同時に楽しんでもらいたい、という増田さんの意向が生きている。
日本酒が好きだから・・・
揚げ物に合わせるのに、比較的多いのは、甘すぎないお酒。アルコール感で楽しめる辛口の酒だとのこと。季節によってお酒は変えていて、増田さんにセレクトをお任せするお客さまが多いと聞く。
日本酒を揃えたきっかけを聞くと。
「自分が日本酒好きなんですよ。25,6歳位のときに飲んだのが八海山の「越後で候」の赤ラベルだったんですが、サワーしか飲んでなかった頃に、日本酒ってフルーティ―でおいしいんだと気が付いて。
ここからいろいろ紹介していただいたり、酒屋さんで教わりながら、酒蔵にも行くこともあった。そのうち自分たちで、飲み歩いて見つけていきました。完全趣味ですよね」と笑う。この明るい笑顔にまた惹き付けられる。
夜は父のレシピを再現したという自家製料理や、季節のお惣菜、酒の肴の数々を提供する。
やわらかふわとろの「ふろふき大根」300円、里芋の柚子味噌がけ380円、自家製しめ鯖850円、カンパチ980円、大山鶏鍋一人前1500円~は要予約‥など。
とんかつは「かつ進」と同じとんかつ。とんかつと日本酒のマッチングを存分に満喫できる希少な酒処だ。
https://ja-jp.facebook.com/saikoumasuda01
<店舗情報: 菜肴(SAIKOU)ますだ>
住所:住所:113-0034 東京都文京区湯島3-8-1/ 営業時間 月~金、祝前日: 11:00~14:30 、17:00~22:00 (L.O. 21:00 )/電話:03-3833-4529/定休日:土、日、祝