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【香りに誘われて】「慶 和助」 未体験のご褒美満載
2024.10.10更新
【香りに誘われて】DOZO SAKE KITCHEN
日本酒の一番の魅力は造ってる人の想い
米カリフォルニア州サンフランシスコ市内で2002年オープンしたアメリカ初の日本酒専門酒店 True Sake。その当時、店内には100種類ほどもの日本酒が揃い、多くのSAKE好きを迎え入れてきた。
「店主のボーさん含んでスタッフ3人で、オーダーから棚卸し、イベントの企画まで全てやりました。サンフランシスコではラインセンスの関係で、店舗では試飲ができなかったため、自分たちで試飲し、特徴をノートに記し、お酒の魅力を言葉で伝えてきました。試飲会は他の場所を探し月に1回ほど開催しました」と9年間この True Sake に勤務したMiwa Wangさん。 日本酒について学ぶ事は人生で一番楽しい勉強だったと語る。
日本酒の一番の魅力は造ってる人の想い。あれだけ大変な作業をして出来上がっていく。水、歴史。山の雪が溶けて地下水になり。日本酒を味わう事は時間を頂く事と感じます。
JR八王子駅から徒歩10分ほどの日本酒専門店
そんなミワさんのところに現れたのがDavid Cheekさん。 日本酒への想いを共有し、やがて二人は結婚。
Davidさん自身は12歳から ワインについてご両親に薫陶を受けていたが、その頃読んだジェームスボンドの小説の日本酒を飲む場面に興味を惹かれた。”I don`t like nihonshu. I LOVE nihonshu.” だとデビットさん。9年前に日本に移住した二人。今年2月にJR八王子駅から徒歩10分ほどの場所にDOZO SAKE KITCHENをオープンした。お店のコンセプトは「リビングルーム」。寛ぎながら季節の日本酒を楽しんでほしいそうだ。
日本酒を味わうことはお酒と会話すること
日本酒は難しいという人がいるが、どう説明していきますか、という愚問には「ある有名なソムリエが彼の第一の仕事は飲む人を教育することだと言ったが、それは違うと感じる。味に対して僕は語らない。そのお酒の持つストーリーを飲み手に語ってあげる。 日本酒を味わう事はお酒と会話をする事。
ワインは一方的に聞こえてくるラジオみたいだけど、日本酒は電話のようにお互いに語り合える。このお酒が何を語りたいのかと耳をかす。そして感じた事を言葉で表してあげる。日本酒は生きている魂があるアートだ。見た人飲んだ人 感じ方はいっぱいある。」と、日本語より日本酒語が上手ですと語るデビットさん。
日本酒愛が溢れんばかりのDOZO SAKE KITCHEN では、和中アメリカンスタイルの小料理も彩り、彼らのパッションが日本酒に宿る。
<店舗情報: DOZO SAKE KITCHEN>
住所:東京都八王子市横山町10-14網代園南ビル(B棟)2F / 営業時間 火~土18:00~22:30 /定休日 :月曜日、日曜日 ※ただし祝日の場合は営業/TEL : 042-649-5229