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「香りにさそわれて」
2026.01.29更新
香りにさそわれて
「ほろ酔い、福島」
JR東京駅構内のイベントスペースから、何やら名酒の香り。4月9日から5日間開催された「ほろ酔い、福島」の会場だった。福島の6つの酒蔵を、漫画とスタンプラリーで巡りながら、地酒の飲み比べや福島土産の購入が楽しめるイベントで、初日のオープンから行列ができるほどの盛況ぶり。各酒蔵のブースでは、蔵元から訪れた人の話を聞きながら利き酒ができ、気に入れば購入。また、会場内の「福島BAR」では、30cc1杯から最大6種類までの飲み比べが楽しめた。ここで旅気分のひと息を楽しんだ来場者も多かっただろう。

旅立つ人、帰路の途中の人々、近隣の職場の友人と、あるいは仕事帰りに一人でふらりと立ち寄り、気に入って購入した酒を数本抱えて帰る人の姿も印象的だった。



「このイベントをきっかけに、さまざまな場所へ足を運んでいただきたい。日本酒に馴染みのない方にも興味を持っていただけるような工夫を凝らしました」と語るのは、主催の一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会事務局・杉﨑哲平さん。
酒蔵見学を擬似体験できる“酒蔵巡り漫画”は立体オブジェとして展示され、酒蔵の世界を直感的に伝える仕掛けに。どれを選べばいいか迷う来場者には、「赤べこ流鏑馬」や「酒瓶ルーレット」といったユニークな仕掛けで“運命の一杯”をあてる演出も用意された。仲間と訪れれば、自然と会話も弾む。

福島の魅力を伝えるにあたり、あえてテーマを絞り、日本酒を主軸に据えたという。
企画制作を手がけたトコナツ歩兵団団長・渡部祐介さんは「お酒のコメントでは、味わいには触れませんでした。どれも美味しく、感じ方は人それぞれ。ここで飲んでいただいて感じていただければいいと。その上で、あらゆる方々にささる表現を考えました」と。6銘柄の“推しコメント”は以下の通り。
「背中を押す一杯で勢いをつけたい」
「このいい流れをもっと楽しみたい」
「心をまっさらにする一口で、気持ちを前向きにしたい」
「心に余裕が生まれる一杯を味わいたい」
「ひと口で穏やかさに包まれたい」
「とろける時間を味わいたい」



思いがけない酒との出会いが、気分を高め、時には新たな旅立ちのきっかけになる——そんな体験をもたらすイベントだった。
「ほろ酔い、福島」
開催期間:2026年4月9日(木)~13日(月)
開催場所:JR東京駅B1改札内イベントスペース「スクエア ゼロ」
参加酒蔵:大和川酒造店、榮川酒造、金水晶酒造、矢澤酒造店、ほまれ酒造、奥の松酒造
主催:一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会
共催:株式会社JR東日本クロスステーション、東日本旅客鉄道株式会社東北本部、水戸支社
企画制作:面白企画創造集団・トコナツ歩兵団




























