「大阪飲み歩き」

2026.06.24

「食い倒れの街」と言われるだけに、飲食店の食事が充実している大阪。当然、酒も旨い!

大阪飲み歩き1

「SAKEっていい友」

2026/5.9(土)~24(日)

大阪市内18飲食店を回り、日本酒と食のマッチングを楽しむイベント。1000円でイベントのを購入ガイドブックを購入してそれを飲食店で見せれば、1,000円(税込)でSAKEっていい友セット(90ml以上のお酒と店自慢の肴のセット)が提供された。

どの店も想像以上にボリュームがあり、しかも旨い。肴によって酒のポテンシャルが引き出され、旨さ爆上がり。「この酒、こんな味だったのか」――そんな発見を繰り返しながら、大阪の夜を飲み歩いた。

「上海租界」(心斎橋)にて、右が大宮さん。左は秋鹿酒造の次期7代目・奥航太朗さん

主催者である「愛LOVE日本酒」の代表の大宮賢悟さんは、2015年から「日本酒輪ッショイ」という飲み歩きイベントを開催していた。コロナ禍の休止を経て「SAKEっていい友」と内容を一新しての開催が今回で4回目。

今回はおよそ1000名が参加。まだ参加したい店舗はあるけれど、自分の目の届く範囲でやるのがいいのだ、と語る。大宮さん自らが、それぞれの料飲店の料理にベストな酒蔵の日本酒を組み合わせるのだという。

そばよし本店(なんば)の見た目も麗しきそば前。「梅の宿」純米と一緒に。
和酒処「京ちゃん」(西大橋)の肴と「原田 特別純米酒」。レンコン饅頭が小ぶりだけど美味

「みなさんが知っている有名銘柄だけでなく、まだ知らない銘柄でも美味しいものはある。お酒の好みは十人十色。料理と合わせたときに、この酒がこんなふうに変わるというのが楽しくて、それを皆さんに知ってもらいたい。日本酒の良さって、造っている人の顔が見えるってことでもあって、造り手の人柄が容易に伝わります。いろんな飲食店を巻き込んで、酒蔵さんにも来てもらいます」

大宮さんは、「日常生活の1ページに日本酒がある風景を創る」という理念のもと日本酒を飲む機会創出の活動を続けている。

韓国屋台ホンデポチャ 大阪京橋店(京橋)ではボリューミーな焼き肉を「黒牛 辛口純米」がサラリとかわしてくれる

「みなさんが知っている有名銘柄だけでなく、まだ知らない銘柄でも美味しいものはある。お酒の好みは十人十色。料理と合わせたときに、この酒がこんなふうに変わるというのが楽しくて、それを皆さんに知ってもらいたい。

日本酒の良さって、造っている人の顔が見えるってことでもあって、造り手の人柄が容易に伝わります。いろんな飲食店を巻き込んで、酒蔵さんにも来てもらいます」

「日本酒の魅力はペアリングです。日本酒だからこそできる相性の妙がある。難しく考えることはない。酒と料理の組み合わせは、直観的にわかります。

海鮮焼き 釜飯「うおまつ」(中崎町)ではまぐろのトロを自分で炙って卵のたれに漬ける。「長良川 アルティメットドライ純米超辛口+20」見事に力を発揮。部位ごとの注文ができると聞いて、追加注文も。

「みなさんが知っている有名銘柄だけでなく、まだ知らない銘柄でも美味しいものはある。お酒の好みは十人十色。料理と合わせたときに、この酒がこんなふうに変わるというのが楽しくて、それを皆さんに知ってもらいたい。日本酒の良さって、造っている人の顔が見えるってことでもあって、造り手の人柄が容易に伝わります。いろんな飲食店を巻き込んで、酒蔵さんにも来てもらいます」

『何これめっちゃおいしい!』この感動が日本酒を広めます」と想いは熱く、大阪での日本酒ファンを増殖させている。

大阪飲み歩き2

『乙女の日本酒ぷろもーしょん “2026 昭和101年のキャバレージャック!“』2026.5/10

自ら志願して人質となった200名ほどの客たちは、ゆったりとしたキャバレーの客席に収まり、予想のできない開幕を待っていた。犯行グループの親分より、犯行声明文が読み上げられる。

「うちらはいまからかねてよりの予告通り、おまんらを人質に「グランドサロン十三」をジャックするがやき、覚悟しいや。けんどわざわざ志願して人質としてきちゅうおまんらに、手荒な真似はせんき、なんら心配せんでいい。このキャバレージャックの目的は、うちらが、ほこりと意地をかけて、微生物と向き合った冬の成果を見せつけるもんやき、蔵の女の本気を見せつけるもんやき、おまんらの心に酒を灯すことやき、解放までの時間、こじゃんと飲みな!」昭和101年5月10日 高知県・株式会社アリサワ 有沢あや

開場を待つ列
蔵元により昭和歌謡が唄われた

全国から11名の女性酒造家と、2名の男性酒造家が犯人役をしたこのキャバレージャック実行グループのボスは、中野恵利さん。杜氏屋という店舗を運営しながら、年に1回このような『乙女の日本酒ぷろもーしょん』によるイベントを開催している。

蔵元自らがお客様にお注ぎする

『乙女の日本酒ぷろもーしょん』を立ち上げたきっかけは 2011年3月11日の東日本大震災。被災地への支援をしたいと、自らの強みを生かした。

「男性が多い酒造業で、技術を磨き、力仕事をこなしてきた女性たち。探究心、想像力、実行力と、類いまれなるコミュニケーション能力を持つものばかり。

各々キャラクターを活かし、意外な素顔や、思いもよらない横顔、酒造りに対する想いなど、その作品である日本酒の味わいとともにお客様に感じ取っていただけるイベントをやる、そしてその収益を被災地に届けたいと思いました」と当初の想いを語ってくれた。迫力ある音楽に乗ってステージに上がる女性酒造家、愉快なトークショー、音楽アーティストによる生ライブ……。

ジャックメンバー。真ん中にボス。

  

日本初の、唯一の女性酒造家のプロモーションイベントは場所を替えながらも継続。コロナ禍で数年見送り、2024年5月に復活して、今年は前述のキャバレーでの開催。誰もが口ずさめる昭和の歌謡曲を酒造家たちが披露し、自らの日本酒をお客様にサーブしながら楽しいおしゃべり。参加者は終始和やかに、昭和の良き時代感に酔いしれていた。

◆ジャックメンバー◆

「文佳人」有澤綾、「浅茅生」平井弘子
「白老」澤田薫、「初緑」高木梨佐「通潤」、山下愛子、「白龍」吉田真子、「石見銀山」浅野理可、「百合仕込み」井上百合、「京の春」向井久仁子、「町田酒造」 町田恵美
「朝日榮」 相良沙奈恵、「安東水軍」 尾崎大、「KURAMOTO」 倉本隆司

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