-
【日本酒聞きかじり】宮水
2024.05.06更新
【日本酒聞きかじり】 「熟成酒」
2023.04.22
このお酒、茶色いよ!
あれれ~。元から茶色?
お酒って色変わるの?
清酒は火入れ(低温殺菌)していても、長期に保存すると少しずつ着色して、山吹色や琥珀色に変化します。
これは、貯蔵中に清酒の中の糖分とアミノ酸が反応して、メラノイジンという着色物質が造られていくからです。
香りはカラメルや蜂蜜、木の実やスパイスなどを感じさせる複雑な香りになっていきます。
これも清酒の中の糖分とアミノ酸の反応やアミノ酸の分解によるものだと考えられています。
口当たりは滑らかですが、コクやボリューム感が増します。
味のしっかりした純米酒は香味は複雑で、力強いタイプになり、吟醸酒のような味が繊細でフルーティな香りのあるものはやはり淡麗な熟成酒となります。
最近は、熟成を見越した造りをしている蔵元もあります。ご自身で買った清酒を寝かして何かの記念日に開けてみたり、お子さんが産まれた日に購入し、お子さんの二十歳のお祝いに飲んだりする方もいます。
冷蔵庫で熟成させるか、常温で熟成させるかで熟成度合が変わってもきます。うまく熟成できた清酒は、まろやかで奥深く、チーズなどと合わせて素敵な演出ができます。
ワイングラスでお洒落に決まりますよ(^_-)-☆
<サケちゃんコレちゃん>
日本酒の神様である少彦名命をモチーフにしたキャラクター。
お酒を飲むのが大好き。
お酒造りにも興味津々。