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【日本酒聞きかじり】「酒粕」
2024.02.27更新
【日本酒聞きかじり】 日本酒の種類
2022.07.13
日本酒ってたくさんあるけれど何が違うの?
大きくわけて4つの分類があるの。
清酒は、原料や精米歩合(米の削り具合)などによって、「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」「普通酒(普通醸造法による清酒)」の大きなくくりの4つのタイプがあります。
清酒の原料は、主原料の米の他に、副原料として醸造アルコール、糖類、酸味料などが使用できます。
純米酒は副原料を一切使わずに米だけで造ります。「純米酒」、「純米吟醸酒」、「純米大吟醸酒」があります。
「本醸造酒」は、米、米麹と少量の醸造アルコールで造ります。純米酒は発酵が終わったら、もろみをそのまま搾りますが、本醸造酒は少量の醸造アルコールを加えてから搾ります。醸造アルコールの添加については、江戸時代に酒粕を蒸留して造った焼酎を加えた柱焼酎の技術を継承しています。醸造アルコールを加えると、キレがよく、淡麗な味わいになります。
「吟醸酒」は、60%以下に米を精米して吟醸造りという特別な酒造技術で造ります。コストと手間のかかる造り方です。吟醸造りが始まると、杜氏は寝る間を惜しんで造りに集中していきます。醸造アルコール添加は、酵母にとけ残った米に吸着しやすい吟醸香の成分を酒に溶かしだす効果があります。リンゴやメロン、バナナのような吟醸香といわれる香りが、特徴的な吟醸の香りです。
「大吟醸」は精米歩合50%以下の原料米を使用します。「純米大吟醸」は、60%以下の精米歩合の原料米を使用して、醸造アルコールは加えません。
参考資料↓
<サケちゃんコレちゃん>
日本酒の神様である少彦名命をモチーフにしたキャラクター。
お酒を飲むのが大好き。
お酒造りにも興味津々。