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【日本酒聞きかじり】全国新酒鑑評会
2024.05.29更新
【日本酒聞きかじり】「低アル原酒」
2023.11.07
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低アルなのに原酒?
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アルコール度数は低いけれど、水を加えていない原酒という意味でしょ~
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水を加えないのに、なぜアルコール度数が低いの?
日本酒の酵母はワインの酵母などに比べて発酵力が強いので、発酵を続けさせると、18度位まで上がってしまいます。
このままの酒は原酒として販売されていますが、多くは、この原酒を搾った後に水を加えて15~16度に調整します。さらに水を加えれば低アルコールにはなりますが、この水を加えるバランスがポイント。
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ただアルコールが低い薄っぺらな酒では、味もそっけもない魅力に欠ける日本酒になりかねません。
そこでもともと発酵力の弱い酵母を使用したり、もろみの段階で水を加えたりします。発酵の進んでいるもろみに水を加えることで、調整しながら酒自体のバランスを保つことができます。また、長期低温発酵で時間と手間を惜しまずに酵母がアルコールをつくりすぎないようにしていたりもします。
いずれも各蔵元が、いかに皆さまに美味しく飲んでいただけるかということを念頭に、あらゆる工夫、挑戦をしながら出来上がっていったのが低アルコール原酒です。
お洒落なカワイイボトルに設えて発売されている低アル原酒ですが、飲み易いのに旨味はしっかりあり、各酒蔵、一派ひとからげにはならない多様で楽しい日本酒です!
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<サケちゃんコレちゃん>
日本酒の神様である少彦名命をモチーフにしたキャラクター。
お酒を飲むのが大好き。
お酒造りにも興味津々。