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【中沢けいの酔々日記】 しし鍋を食べに行く
2024.12.05更新
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誌面ビミーで長年連載している中沢けい氏の「酔々日記」です。文士の筆遣いに、日本酒が気持ちよくあふれでてきます。
【中沢けいの酔々日記】 酒、塩、昆布
2024.09.30
ようやく酷暑の夏が終わったかな。いや、いや、まだ油断がならない。どうも暑い時の日本酒が苦手というのは昔から変わらない。冷房の効いた室内で、よく冷えた冷酒をきゅうと飲む。それはそれで美味いのだが、そのあと身体の中から火照ってくる。あの感じが苦手だ。寒さしのぎにお酒を飲むことを覚えたという人がいる。寒さしのぎに飲む酒が、暑い時には逆効果になるわけで。
秋になった。ようやく秋になった。秋になれば、自然とお酒も美味しくなるわけで、これはけっこうなことだ。今では見かけなくなったが屋台店で、コップ酒を飲んだりするのも秋口から秋たけなわの頃が、暑からず、寒からず、美味かった。空にはにこにこのお月様。満月、半月、三日月と、大空の空気が澄む季節の月はいかような月でもにこにこ笑い顔に見える。
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