「佐渡島に7年ぶりの演奏旅行」
2025.09.30
8月末に「孤独のグルメ」の音楽制作バンド・スクリーントーンズのメンバー3人で、佐渡島に演奏旅行に行った。
佐渡に演奏に行くのは7年ぶりで4回め。いずれも現地のレストラン「アングランパ」店主が個人的に呼んでくれ、店でライヴ演奏をしたのだ。こういう企画は本当に嬉しい。
行きは新潟港からフェリーで2時間半かけて佐渡に行き、帰りはジェットホイールで1時間で戻る。佐渡は新潟から近くて人口も5万人ぐらいで大きな島だけど、やっぱり行くと「島時間」が流れていて、本州と違ったのんびりさがある。そこがいつ行っても変わらず、心地いい。空気も風も緑もゆったりだ。
佐渡へのフェリーから
プロジェクターを使ったトークも大ウケ、続く演奏もすごく盛り上がって「戻ってきたな、来てよかったな」と胸が熱くなる。
さて終演後のお楽しみは店での打ち上げ。レストランなんだから料理がまずいわけはない。
最初に出してくれた現地のきゅうり、品種名「きゅう太郎」の生。普通のきゅうりの半分くらいの長さで、ぷっくりと下膨れ。かわいい。味噌をつけて皮ごとがぶっと食べるとみずみずしくて最高。
きゅう太郎
これと新潟のおいしいおいしい茶豆で「カンパーイ!」。ビールで一番おいしいのはこの打ち上げのひと口目だ。ミュージシャン冥利に尽きる。汗かいて歌って、心地いい緊張感と高揚感からの解放!もう死んでもいい!
だけどここからがレストランらしく、魚料理、肉料理、野菜料理に、揚げ物、お世辞抜きに全部大ご馳走なわけです。
途中から日本酒、地元加藤酒造の「金鶴」本醸造零下貯蔵が登場。佐渡は米どころでもあり、日本酒もうまい。スイスイと飲んじゃって、次に出てきたのは同じ金鶴の純米酒「風柔(かぜやわらか)」これもおいしかった。締めは「イカのバターライス」。絶品。
イカのバターライス
佐渡には「へんじんもっこ」という変な名前のソーセージ・サラミメーカーがあり、そこの商品が旨いのは「孤独のグルメ」スタッフに聞いた。お土産によい。
金山もたらい舟も経験済みだがまた入りたい乗りたい。みなさん佐渡はいしくて楽しい島です。是非一度行ってみることをオススメします!
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