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【日本酒聞きかじり】花冷え
2024.11.18更新
【日本酒聞きかじり】利き酒(ききざけ)、試飲
利き酒って何?
お酒の香りや味とかを確かめることじゃない?
「利き酒」とは、蔵元や国税局の鑑定官などが行っている日本酒の品質検査で、人間の五感を使って行う「官能検査」です。もともとは専門家が行うものでしたが、一般の方でも飲み比べの際に「利き酒」の知識をもってると、より自分の好みが見つけやすくなるはずです。
日本酒の楽しみ方のひとつにもなりますね。
★色を見る
まずは見た目をチェック。利き猪口の底にはブルーの蛇の目模様があります。酒の透明度を見るためのものです。透明度、とろみなどを見てみましょう。透明度は味に反映しています。
★日本酒の香りを嗅ぐ
グラスに注いだ日本酒に鼻を近づけて、最初にキャッチする香りを、「上立ち香(うわだちか)」といいます。醸造方法によって香りが異なります。
香りがあまり感じられないものから、華やかな吟醸香、バナナやブドウ、モモ、水仙の花のような香りまで、さまざまな香りの日本酒があります。炊いた米のような香りのするもの、熟成感を感じるものなど様々です。
日本酒を口に含み、口中にまわして鼻から息を出すと同時にキャッチできる香りを「含み香(ふくみか)」と言います。
香りのバランスがとれている酒は「含み香」と「上立ち香」の香りの違いが少なくなります。
★味わう
日本酒を少しだけ口に含み、一緒に息を軽く吸い込みながら舌の上で酒を転がしてみてください。ご自分の「甘味」「酸味」「苦味」「旨味」センサーで計ってください。口に含んだときの第一印象、味の広がりや、後に残る印象などを感じてください。
大切なことは、その酒が自分の好みかどうか。自分の好みの酒を見つけたら、その酒を基準にして他のお酒と飲み比べてみましょう。
<サケちゃんコレちゃん>
日本酒の神様である少彦名命をモチーフにしたキャラクター。
お酒を飲むのが大好き。
お酒造りにも興味津々。