人気ドラマ『孤独のグルメ』原作者である久住昌之さんがふらっと立ち寄ったお店、そこで嗜んだ地酒について気ままにつづります。

「修善寺のアジ寿司弁当とカップ酒」

2024.02.29

 

 伊豆の修善寺に行ったら、必ず帰りに買うのが、修善寺駅構内にある舞ずしの「武士のあじ寿司」という弁当。

 今回も、宿をチェックアウトしたら、とりあえず駅に直行して、この弁当を確保した。売り切れ必至なので、帰りの観光など、後回しだ。

 伊豆高原鉄道で三島に出て、そこで新幹線に乗り換える前に、静岡の地酒のワンカップ「花の舞」を買った。ま、この際酒の銘柄は正直なんでもいい。だが地酒があったのはラッキー。地ものは地酒でやるに越した事はない。

 新幹線で座席に着いたら、手を拭いて、すぐに弁当の包みを開ける。

 これだこれだ。素人目にも新鮮なのがわかるアジの切り身がぎっしり。ごはんはほとんど見えない。真ん中に針生姜たっぷり。脇にワサビもたっぷり。角にバランを敷いて、酢生姜。レモンの輪切り半分も新鮮。

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