8年ぶりの旭川で名店再訪
2026.10.16
旭川に行った。8年ぶり。
20年ほど前に旭川のボクのマンガの読者たちに招いてもらって以来、定期的に通っていたが、コロナのせいで間が開いた。
ボクの縁で『孤独のグルメ』でもロケした。「冬の旭川出張編」。それも10年前。
今回は旭川のホテルで「孤独のグルメ」のディナーショーライヴのために行ったのだが、これを機に市内の高砂酒造でイラストの展覧会をした。旭川在住のあべみちこ画伯との二人展だ。あべさんは松重豊さんの本の絵も描く。
さて、旭川はいい店もたくさんあるから、飲みに行く時はどこに行くか迷う。
久しぶりなので全国の居酒屋ファンにも聖地と崇められる名店「三四郎」に連れて行っていただいた。人気でなかなか予約が取れないそうだ。
「孤独のグルメ」でロケした10年前とかわらない渋い佇まいに嬉しくなったが、当時の店主は残念なことに亡くなっていて、割烹着の似合う女将もこの日はいなかった。
でも座敷に座った居心地は変わらず、最初に必ず頼む「酢豆」も食べた途端に時間が戻り、心が和んだ。やっぱりいい店だ。
そして「こまいの干物」。北海道の味。
さらに「新子焼き」だ。旭川のソウルフードとも言われる、若鶏の炭火焼き。タレが店によって少しずつ違うというがボクはこの店のしか知らない。ウマイ。
これでビールはおしまい。酒だ。
展覧会をしている高砂酒造の「国士無双」を4合瓶でもらう。これをあべ画伯と、近藤染工場の社長の阿部安弘さんと3人で飲み交わす。実はこの二人のアベさんこそ、20年前にボクを旭川に招いてくれた張本人なのだ。本当に感謝。旭川大好き。
酒に変えたら「にしん酢」ももらおう。東京にはシメサバとか小肌酢はあるが、にしん酢はまず無い。歯ごたえがあってウマイ。
真冬に来た時もよかった。あの時は燗酒、ここ独特の酒器ごと火にかける「焼燗」を飲んだ。残暑が尾を引く今は冷やだ。とはいっても朝晩は上着が必須な9月の旭川。真夏に来た時は、ぶっといアスパラガスを焼いたのがうまかったなぁ。いい店は長居しても酔わない。
遠くにある好きな店にはなかなか行けない、でもようやく行けて味や雰囲気が変わらないと、心から嬉しい。その気持ちが酔いにだんだん溶けていく時間は人生の至福だ。
「明日は『みづの』で生姜ラーメンを食べるんだ。とニヤニヤしながらもう一杯。
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