【トピック】「日本酒フェア2022」イベントレポート

2022.06.19

巨大な会場に全国から銘酒が集う

日本酒造組合中央会が主催する「日本酒フェア2022」が6月17日、18日に東京国際フォーラム（千代田区）にて開催された。

日本酒フェアは日本酒ファンにとって毎年恒例の大型イベントだが、2020年、2021年は新型コロナウイルス流行の影響で断念。

3年ぶりのリアル開催に、日本酒ファンからは喜びの声があがった。

同イベントは、全国45都道府県の多彩な日本酒を試飲及び購入できる「第14回全国日本酒フェア」と、5月の全国新酒鑑評会における金賞受賞酒約200点が試飲できる「令和3年酒造年度全国新酒鑑評会公開きき酒会」によって構成される（チケット各3,000円）。

「全国日本酒フェア」の会場には久しぶりに全国から多くの蔵元が集まり、新型コロナウイルス感染対策をとった上で来場者とのコミュニケーションに花を咲かせた。

社会がウィズコロナにシフトしつつあるいま、自宅外での飲酒機会も増えてきた。

特にこういったイベントでは来場者においても感染対策の意識が求められるが、今回の日本酒フェアでは会場でのルールを守り節度を持ってお酒を楽しむ姿で溢れていた。

出展した蔵元や関係者からは、「お客さんの顔が見えるのがいちばん。やはりリアルはいい。」という声が多く伺えた。

デパートなどの店頭販売はまだ試飲を許していないところが多い。

メーカーとして、目の前で試飲して気に入って購入してもらえることほど嬉しいことはない。

消費者だけではなく、メーカーにとっても良い兆しだ。

この開催の成功はきっと日本酒業界、消費者に明るい光を差してくれるだろう。

秩序ある賑わいで居心地の良い会場

感染対策を取って、対面でのコミュニケーション

久々の大型試飲イベントに、蔵元も気合が入る（宮崎県・千徳酒造門田賢士お蔵元）※撮影時のみマスクを外していただいています

「公開きき酒会」会場。ずらりと並ぶ金賞受賞酒は圧巻

「公開きき酒会」では、思わず審査員のような真剣な眼差しに

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